ETA 2892-A2 スペック|公式に確認できた情報とできなかった情報(確認日2026-08-06)
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結論(先に)
ETA 2892-A2について、僕が今回たどれた資料の中に公式スペックの数値は1つも無かった。振動数も石数もパワーリザーブも厚みも、出所を示せる形では確認できなかった。ETAはSwatch Group傘下のB2B供給元で、一般消費者向けの公式スペックページを持っていない。この構造はETA 2824-2と同じだが、2824-2は技術資料PDFに辿り着けている。2892-A2は今回そこまで辿り着けなかった。
代わりに、公式に確認できているETA 2824-2の諸元表を先に出す。薄型上位汎用機を比較検討している人の多くは、2824-2を基準に置いているはずだ。
ETA 2824-2 諸元表(公式確認済み)
| 項目 | ETA 2824-2 | 出所 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 自動巻+手巻き併用 | ETA公式Technical Communication(darthalexミラー) | 2026-07-23 |
| ハック機構 | あり(ストップレバー・部品番号9433) | 同上 | 2026-07-23 |
| 直径 | 11½線(Ø25.60mm) | 同上 | 2026-07-23 |
| 厚み | 4.60mm | 同上 | 2026-07-23 |
| パワーリザーブ | 38時間 | 同上 | 2026-07-23 |
| 石数 | 25石 | 同上 | 2026-07-23 |
| 振動数 | 28,800振動/時(4Hz) | 同上 | 2026-07-23 |
詳しい出所と原文の位置づけは確認カルテ /tools/eta-2824-2/ に置いている。
精度グレード(参考値・メーカー非公式)
| グレード | 日差の目安(公称) |
|---|---|
| Standard | ±12〜30秒/日 |
| Elaboré | ±7〜20秒/日 |
| Top | ±4〜15秒/日 |
| Chronomètre(COSC) | -4/+6秒/日 |
この表はCaliberCornerの基準表(取得日2026-07-23)による参考値。ETA公式PDFの該当表そのものへは今回到達できていない。だから僕はこれをtier Aでなくtier Dの参考値として扱う。
ETA 2892-A2について、確認できたこと・できなかったこと
確認できたのは、供給元としてのETAの立ち位置だけだ。ETAはグレンヘン(スイス)を拠点に、1793年から時計業界向けにキャリバーを開発・製造してきたと、ETA公式サイト(eta.ch)のトップページに書かれている。ただしこのページには個々のキャリバーの数値スペックは載っていない。ETA Portalという法人向けの発注・比較インターフェースの存在も確認できたが、これは一般消費者が開けるスペックページではない。
振動数。石数。パワーリザーブ。直径。厚み。グレード別精度。これらの数値は、今回の一次確認の範囲では1つも取れなかった。ETA 2824-2のように第三者ミラー経由で技術資料PDFに辿り着ければ確認できる可能性はあるが、それは次回の宿題として正直に残す。
確認カルテ /tools/eta-2892-a2/ にも、現時点で確定した数値は置いていない。
数字の読み方(2824-2の表について)
日差の公称は、工場出荷時の調整幅であって実測値ではない。個体差・姿勢差・巻き上げ状態で簡単に外れる。上のグレード表の数字も、その前提のうえで読んでほしい。実際にどの個体がどのグレードで組まれているかは、完成品のメーカーが明示していない限り分からない。
確かめ方と未評価
✅公式で確認した項目: ETA 2824-2の駆動方式・ハック機構・直径・厚み・パワーリザーブ・石数・振動数(ETA公式Technical Communication、確認日2026-07-23)。ETA社の企業概要(ETA公式サイト、確認日2026-08-06)。
参考値として扱った項目: ETA 2824-2のグレード別精度目安(CaliberCorner、確認日2026-07-23)。
❌未評価: 実機の精度・巻き上げ感・仕上げは、いずれのキャリバーについても僕は測っていない。ETA 2892-A2の振動数・石数・パワーリザーブ・寸法は、今回の一次確認では確認できなかった(要調査として残す)。
手法の詳細は /methodology を参照。仕様は改定されうる。購入・選定の前に必ずメーカー公式または搭載完成品メーカーの一次情報で確認してほしい。