キャリバーDB腕時計ムーブメントの諸元を公式一次ソースで確かめる

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最終更新 2026-08-05諸元は出典つきで確認・取れていない値は書きません

ETA2824-2とミヨタ9015の違い|スイス機と日本汎用機を諸元で比較(2026-08-05確認)

公開

諸元の比較1キャリバー・6項目
項目ETA 2824-2
駆動方式自動巻+手巻き併用
振動数28,800振動/時(4Hz)
パワーリザーブ38時間
石数25石
外径11½線(Ø25.60mm)
厚み4.60mm
日本語の一次資料一般公開の公式スペックなし
確認日2026-07-23
公式資料公式

「—」はメーカーの公式資料から値を取れていない項目です(それらしい数字で埋めません)。実機の日差・巻き上げ感・仕上げは僕が測っていないので、この表にはありません。

ETA2824-2とミヨタ9015の違い|スイス機と日本汎用機を諸元で比較(2026-08-05確認)

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結論(先に)

ETA2824-2とミヨタ9015は、どちらも自動巻の汎用ムーブメントという点で似ています。振動数は28,800振動/時(4Hz)で完全に一致し、駆動方式は自動巻+手巻き併用、ハック機構ありという点も共通です。僕が公式資料で確認できた範囲では、差がはっきり出るのは精度(公称)くらいで、ミヨタ9015は「-10〜+30秒/日」、ETA2824-2はグレード別に±12〜30秒/日(Standard・CaliberCorner基準表の参考値)です。パワーリザーブ・石数・厚み・直径についても、ETA2824-2側は公式技術資料の数値を持っていますが、ミヨタ9015側は僕がこの記事のために確認した一次資料の中に該当する数値の記載を見つけられませんでした。片方だけの数値で比較表を作ると読者を誤解させると考え、今回はこの4項目を比較から外しています。確認でき次第、出典つきで追記します。

諸元比較表

項目 ETA2824-2 ミヨタ9015 出典・確認日
駆動方式 自動巻+手巻き併用 自動巻+手巻き併用(「Automatic and hand winding」) ETA公式Technical Communication(2026-07-23)/MIYOTA MOVEMENT公式サイト(2026-08-05)
ハック機構 あり(ストップレバー:部品番号9433) あり(「Stop second device」) 同上
毎時振動数 28,800振動/時(4Hz) 28,800振動/時(4Hz・「28800 per hour」) 同上
精度(公称) Standardグレードで±12〜30秒/日など(CaliberCorner・メーカー非公式の参考値) -10〜+30秒/日(「ー10~+30 sec/day」) ETAはCaliberCorner基準表(参考値)/ミヨタはMIYOTA MOVEMENT公式サイト

※パワーリザーブ・石数・厚み・直径は、ミヨタ9015側の一次確認が今回取れなかったため表から外しています。ETA2824-2単独の数値はETA2824-2の確認カルテで見られます。

選び方の軸

精度の公称値だけで見ると、ミヨタ9015は「-10〜+30秒/日」という単一のレンジで示されているのに対し、ETA2824-2はグレードによって幅が変わります。グレードを選べる分、狙った精度に近づけたい人はETA2824-2、ワンランクの目安で選びたい人はミヨタ9015が分かりやすいかもしれません。スイス製という供給ラインにこだわるブランドはETA2824-2を選ぶ傾向があります(この傾向自体は僕が公式資料から確認した事実ではなく、市場でよく見る構成の話です)。厚みやパワーリザーブで選びたい場合は、現時点では両方の公式数値を並べられていないため、この記事だけで判断せず公式ページも確認してください。

ETA2824-2について

ETA2824-2はSwatch Group傘下のETA SAが供給する自動巻ムーブメントです。詳しい確認済み諸元はETA2824-2の確認カルテにまとめてあります。ETAはB2B供給元のため一般消費者向けの公式スペックページを持たず、諸元はETA公式のTechnical Communication(技術資料)で確認しました(確認日2026-07-23)。ETA本体サイト(eta.ch)を2026-08-05に確認したところ、企業紹介とニュースが中心で、2824-2個別の諸元ページは僕が確認した範囲では見つかりませんでした。

Commonsのファイル「ETA-2824-A2-WP-de.JPG」。Commons側の説明ではETA 2824-2を積んだAtlantic Worldmasterの裏側で、右にローターが写っている Jpr(de.wikipedia) / CC BY-SA 3.0(https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/ )/出所: Wikimedia Commons「File:ETA-2824-A2-WP-de.JPG」(2026-08-05取得。表示のため横1000pxに縮小した以外の改変はしていません)。写っている個体が2824-2だというのは僕が現物で確かめたことではなく、Commonsの説明文の記載です。

ミヨタ9015について

ミヨタ9015はミヨタが供給する自動巻ムーブメントです。今回確認できた数値はMIYOTA MOVEMENT公式サイトの製品ページ(2026-08-05取得)によるもので、28,800振動/時・-10〜+30秒/日・自動巻+手巻き併用・ハックありと明記されていました。パワーリザーブ・石数・厚み・直径についても公式ページ自体には情報がある可能性がありますが、僕がこの記事のために確認した内容の中では該当箇所を特定できなかったため、今回は本文に含めていません。ミヨタ9015の確認カルテも参照してください。

公式ページで確認する

最新の仕様は改定されることがあります。購入や設計の前には、ETA公式のTechnical Communication、またはミヨタの公式サイト(miyotamovement.com)で最新版を確認してください。

確かめ方と未評価

この記事はETA公式Technical Communication(確認日2026-07-23)とMIYOTA MOVEMENT公式サイト(確認日2026-08-05)の数値だけを使っています。実機を僕は所有していないため、精度・巻き上げ感・仕上げは未評価です。ETA2824-2の精度グレード表はCaliberCornerの参考値で、メーカー公式の該当資料には僕はまだ到達できていません。パワーリザーブ・石数・厚み・直径はミヨタ9015側の一次確認が取れていないため、今回は比較から外しました。手法の詳細は/methodologyにまとめています。仕様は改定されうるので、購入前は必ず公式で確認してください。(確認日:2026-08-05)

キャリバーごとの寸法・諸元の図

ETA 2824-2 の外径(実寸比の作図)
外径: 11½線(Ø25.60mm)カルテの数値だけから作図。ムーブメントの意匠は描いていない(形の再現ではなく寸法の図)。Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 の厚み(外径と同じ縮尺の側面図)
厚み: 4.60mmTier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 の石数
石数: 25石Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 の振動数と秒針の刻み
振動数: 28,800振動/時(4Hz)Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 のパワーリザーブ
パワーリザーブ: 38時間比較用の24時間は「1日」という定義値であって他社の値ではない。Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 の諸元は何を根拠にしているか
Tier A/B/C/D の定義は /methodology に全部書いています確認 2026-07-23

当DBの中でどのあたりか

当サイトのカルテのうち値が取れているものだけを数えた分布です。橙の線がこの記事のキャリバーの位置。

当DBのキャリバーの厚みの分布
厚みの値が取れているカルテ 48 件を1mm刻みで数えたもの(各値の出典は各カルテの表に記載)
当DBのキャリバーの外径の分布
外径(またはケーシング径)が取れているカルテ 47 件を2mm刻みで数えたもの
当DBのキャリバーのムーブメントサイズ(リーニュ)の分布
ムーブメントサイズ(‴)が取れているカルテ 46 件を1リーニュ刻みで数えたもの(1‴ = 2.2558mm)
外径と厚みの関係(当DB全体)
外径と厚みの両方が取れているカルテ 47 件。橙の輪がこの記事のキャリバー。
当DBのキャリバーの製造国の内訳
当DBのキャリバーの製造国の内訳=当DBのカルテ 44 件の値の文字列をそのまま数えたもの(多い順に最大8種類・各値の出典は各カルテの表)
当DBのカルテ 50 件で値が取れている項目の数
カルテ 50 件のうち、その項目に出典つきの値が入っているものを数えたもの(空欄=一次資料で確認できていない項目)
当DBの値を根拠の階級(tier)で数えた内訳
カルテ 50 件に入っている値 514 個を tier 別に数えたもの(各 tier の定義は /methodology)
当DBのキャリバーの石数の分布
石数が取れているカルテ 42 件を2石刻みで数えたもの

よくある質問

QETA2824-2とミヨタ9015、振動数はどちらが速いですか?
A

どちらも28,800振動/時(4Hz)で同じです。ETA2824-2はETA公式Technical Communication(確認日2026-07-23)、ミヨタ9015はMIYOTA MOVEMENT公式サイト(確認日2026-08-05・「28800 per hour」の表記)で確認しました。

Q精度(公称)はどちらが良いですか?
A

ミヨタ9015は公式サイトに「-10~+30 sec/day」とあります。ETA2824-2はグレードで幅があり、Standardグレードで±12〜30秒/日(CaliberCorner基準表・メーカー非公式の参考値)です。両者は測定条件の記載が揃っていないため、この数字だけで単純比較しない方がいいと僕は考えます。

この記事で触れたもの