キャリバーDB腕時計ムーブメントの諸元を公式一次ソースで確かめる

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最終更新 2026-08-15諸元は出典つきで確認・取れていない値は書きません

セイコー 5R65・グランドセイコー 9S65 スペック比較|公式取扱説明書PDFの逐語で確認

公開更新の記録3件

この記事の更新の記録(3件)
  • 公式取扱説明書PDFを直読できたので、5R65・9S65とも数値が確認できた項目を実値で埋めた。取れなかった項目(直径・厚み)は行ごと落とした。
  • 公式ページを見直したが、この回はまだ一次資料に届かず追記を保留した
  • 初回公開。5R65・9S65とも一次資料が未確認で、確認できた数値は無かった
諸元の比較2キャリバー・5項目
項目5R659S65
駆動方式自動巻(手巻機構つき)自動巻(手巻つき)
振動数32,768Hz28,800振動/時(8振動/秒)
パワーリザーブ約72時間(約3日間)最大巻上時 約72時間以上
石数30石35石
精度(公称)1日あたり±1秒(原文はあわせて±15秒とも併記/±15秒がどの期間の値かは明記なし)平均日差 −3秒〜+5秒(検定時の値。携帯時の目安は別枠)
日本語の一次資料メーカー公表値のみメーカー公表値のみ
確認日2026-08-152026-08-15
公式資料公式公式

「—」はメーカーの公式資料から値を取れていない項目です(それらしい数字で埋めません)。実機の日差・巻き上げ感・仕上げは僕が測っていないので、この表にはありません。

数字で並べて見る

パワーリザーブを比べる
5R65: 約72時間(約3日間) / 9S65: 最大巻上時 約72時間以上出典: seikowatches.com確認 2026-08-15
石数を比べる
5R65: 30石 / 9S65: 35石出典: seikowatches.com確認 2026-08-15

寸法と諸元を図で見る

カルテの値をそのまま作図したものです。図の下に元の値の文字列・出典・確認日を置いています。

5R65 の石数
石数: 30石Tier A(メーカーの技術資料)出典: seikowatches.com確認 2026-08-15
5R65 の公称精度の幅
精度: 1日あたり±1秒(原文はあわせて±15秒とも併記/±15秒がどの期間の値かは明記なし)メーカーの公称値の幅をそのまま数直線にした図(当サイトで測った値ではない)。Tier A(メーカーの技術資料)出典: seikowatches.com確認 2026-08-15
5R65 のパワーリザーブ
パワーリザーブ: 約72時間(約3日間)比較用の24時間は「1日」という定義値であって他社の値ではない。Tier A(メーカーの技術資料)出典: seikowatches.com確認 2026-08-15
5R65 の使用温度範囲
使用温度範囲: −10℃〜+60℃(0℃未満ではパワーリザーブ表示を残量1/6以上に保つ旨の注記あり)Tier A(メーカーの技術資料)出典: seikowatches.com確認 2026-08-15

セイコー 5R65・グランドセイコー 9S65 スペック比較

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この記事の確かめ方

公式スペックシート・取扱説明書PDFの原文を直読できたものだけを、数値として載せている。出所は2本。5R65はセイコー公式の「5R65/5R66 SPRING DRIVE INSTRUCTIONS」PDF、その末尾のSPECIFICATIONS表。9S65はグランドセイコー公式の「Mechanical Operating Instructions」PDF(BSJ9SCCH-2501)の、p.46にある製品仕様表。取れた値には原文を引用した。取れなかった値(両者ともムーブメント自体の直径・厚み)は欄ごと作っていない。この記事は前回まで表が空のままだった。埋まったのは今回が初めて。数値の帰属は、書いた手とは別の独立検証で再照合されている。

結論(先に)

5R65はセイコーのスプリングドライブ系、9S65はグランドセイコーの機械式9S系。そもそも駆動の仕組みが違う。今回確認できたのは、5R65が水晶振動数32,768Hz・精度は1日あたり±1秒(5〜35℃で着用時。あわせて±15秒とも併記されるが期間の明記なし)・パワーリザーブ約72時間・30石という数字。9S65は28,800振動/時・自動巻(手巻つき)・平均日差−3秒〜+5秒(管理環境での検定値)・パワーリザーブ最大巻上時約72時間以上・35石。どちらが優れているという話ではない。系統も測定条件も別物として、並べているだけだ。

スペック比較表

項目 5R65 9S65
駆動方式 自動巻(手巻機構つき) 自動巻(手巻つき)
振動数 水晶振動数 32,768Hz 28,800振動/時(8振動/秒)
パワーリザーブ 約72時間(約3日間) 最大巻上時 約72時間以上
石数 30石 35石
精度(カタログ値) 1日あたり±1秒(腕に着用し5〜35℃のとき。あわせて±15秒とも併記されるが、どの期間の値かは原文に無い) 平均日差−3秒〜+5秒(ムーブメント単体を6姿勢・17日間、管理環境下で測定した検定値)
携帯時の精度目安 資料に個別記載なし(上の行の値が「腕に着用したとき」の条件つきで書かれているだけ) 一日あたり−1〜+10秒程度が目安(9S65固有の記載ではなく資料内の一般枠。SBGR261製品ページは「携帯精度:日差+10~-1秒」)
使用温度範囲 −10℃〜+60℃ 記載なし(今回未確認)
表示 3針(時・分・秒)/日付表示/パワーリザーブ表示 3針(時・分・秒)/日付表示
ムーブメント直径・厚み 記載なし(公式資料に無し) 記載なし(公式資料に無し)

確認日はどちらも2026-08-15。直径・厚みの行は両キャリバーとも公式資料に記載が無いため、値を書かず「記載なし」とした。表示・使用温度範囲は5R65側の資料にはあるが9S65側の資料(p.46表)には無いので、そのまま欄ごとの有無として書いている。

精度の数字は条件が違う

5R65の±15秒は「腕に着けて、気温5〜35℃のとき」という条件付きの数字だ。日あたり±1秒という表記も同じ行に併記されている。ただ、この±15秒がどれだけの期間の値なのか、原文には書かれていない。取扱説明書のまま、両方とも載せている。

9S65の−3秒〜+5秒は、腕には着けていない数字。ケースに組み込む前のムーブメント単体を6姿勢に固定し、17日間、人工的に管理された環境下で測った日差の平均値というのが原文の脚注の中身だ。カタログのスペック欄に載る数字は、実際に着けて歩いたときの日差とは別物として扱う必要がある。同じ資料には携帯時の目安として、一日あたり−1〜+10秒程度という数字も出ている。ただしこれは9S65だけの値ではなく、複数キャリバーに共通する枠として書かれたもの。SBGR261の製品ページに載る「携帯精度:日差+10~-1秒」は、この枠と一致する数字だった。

条件が違う2つの数字を並べて「こっちの方が精度が高い」と言うのは、このサイトではやらない。測定の土俵が違う数字は、土俵ごと並べて出すだけにしている。

系統の違い

5R65はセイコーのスプリングドライブ系のキャリバーだ。公式の取扱説明書もSPRING DRIVE INSTRUCTIONSと題されている。9S65はグランドセイコーの機械式9S系で、こちらの取扱説明書はメカニカル9S系だけを扱っており、5R65は対象に入っていない。同じグランドセイコー/セイコーというブランドでも、駆動の仕組みも公式資料の体系も分かれている。この記事では両者を並べて比較しているが、「どちらの方式が優れているか」という評価はしていない。振動数・精度・仕上げの優劣は、当サイトの方針として未評価のまま扱う。

選び方(このカテゴリの比較軸)

5R65・9S65を並べる時、公式資料から確認できる軸はいくつかある。

まず駆動方式。5R65は自動巻(手巻機構つき)のスプリングドライブで、9S65は自動巻(手巻つき)の機械式だ。どちらも手で巻ける点は共通するが、内部の調速機構は別物になる。パワーリザーブは、どちらも約72時間前後。実用日数としてはほぼ並ぶ。

次に精度のカタログ値とその測定条件。上の節で書いた通り、測っている土俵が違うので、数字だけを比べない方がいい。最後に石数で、5R65が30石、9S65が35石。ただし石数が多い方が精度や耐久で上、という読み方ができる根拠は、今回見た公式資料のどこにも書かれていない。数の違いとしてだけ受け取ってほしい。

5R65について

セイコー公式の「5R65/5R66 SPRING DRIVE INSTRUCTIONS」PDF、SPECIFICATIONS表から逐語で確認した値をカルテにまとめている。詳細は /tools/5r65 を参照。5R65と5R66は表示(display)の項目だけ列が分かれ、それ以外の値は共通セルになっている。

9S65について

グランドセイコー公式の「Mechanical Operating Instructions」PDF(BSJ9SCCH-2501)p.46「製品仕様(ムーブメント)」表から確認した値をカルテにまとめている。詳細は /tools/9s65 を参照。この表は9S66・9S68・9S65・9S61・9S64・9S63の6キャリバーが1行に並ぶ形式で、石数・駆動方式ともに9S65が属するグループを行内で確認してから転記した。

未評価の明示

ハックの有無、耐磁性能、仕上げの評価、実機での日差実測は、両キャリバーとも今回確認していない。正確な数値が欲しい人は、セイコー/グランドセイコー公式サイトの製品ページか、型番を指定した取扱説明書PDFの検索が確実。当サイトのカタログ日差についての注意点は変わらず、公式値も使用状態(姿勢差・温度・巻き上げ量)で実際の精度は変動する前提で読んでほしい。

対象外にした点

直径・厚みはムーブメント単体としての公式記載が両キャリバーとも見つからず、この記事には載せていない。搭載モデルについても、僕が9S65側で確認できたのはSBGR261のみ。他モデルへの搭載は未確認のため、書いていない。


確認日: 2026-08-15。価格・仕様・スペックは改定されうるため、購入・比較の判断前には必ずメーカー公式の最新資料で確認してください。

残りの諸元の図

5R65 の針の構成
表示: 3針(時・分・秒)/日付表示/パワーリザーブ表示針の位置・形は図解のための描画(実際の文字盤の意匠ではない)。Tier A(メーカーの技術資料)出典: seikowatches.com確認 2026-08-15
5R65 の諸元は何を根拠にしているか
Tier A/B/C/D の定義は /methodology に全部書いています確認 2026-08-15
9S65 の石数
石数: 35石Tier A(メーカーの技術資料)出典: grand-seiko.com確認 2026-08-15
9S65 の振動数と秒針の刻み
振動数: 28,800振動/時(8振動/秒)Tier A(メーカーの技術資料)出典: grand-seiko.com確認 2026-08-15
9S65 のパワーリザーブ
パワーリザーブ: 最大巻上時 約72時間以上比較用の24時間は「1日」という定義値であって他社の値ではない。Tier A(メーカーの技術資料)出典: grand-seiko.com確認 2026-08-15
9S65 の針の構成
表示: 3針(時・分・秒)/日付表示針の位置・形は図解のための描画(実際の文字盤の意匠ではない)。Tier A(メーカーの技術資料)出典: grand-seiko.com確認 2026-08-15
9S65 の諸元は何を根拠にしているか
Tier A/B/C/D の定義は /methodology に全部書いています確認 2026-08-15

当DBの中でどのあたりか

当サイトのカルテのうち値が取れているものだけを数えた分布です。橙の線がこの記事のキャリバーの位置。

当DBのキャリバーの厚みの分布
厚みの値が取れているカルテ 48 件を1mm刻みで数えたもの(各値の出典は各カルテの表に記載)
当DBのキャリバーの外径の分布
外径(またはケーシング径)が取れているカルテ 47 件を2mm刻みで数えたもの
当DBのキャリバーのムーブメントサイズ(リーニュ)の分布
ムーブメントサイズ(‴)が取れているカルテ 46 件を1リーニュ刻みで数えたもの(1‴ = 2.2558mm)
外径と厚みの関係(当DB全体)
外径と厚みの両方が取れているカルテ 47 件。橙の輪がこの記事のキャリバー。
当DBのキャリバーの製造国の内訳
当DBのキャリバーの製造国の内訳=当DBのカルテ 44 件の値の文字列をそのまま数えたもの(多い順に最大8種類・各値の出典は各カルテの表)
当DBのカルテ 52 件で値が取れている項目の数
カルテ 52 件のうち、その項目に出典つきの値が入っているものを数えたもの(空欄=一次資料で確認できていない項目)
当DBの値を根拠の階級(tier)で数えた内訳
カルテ 52 件に入っている値 529 個を tier 別に数えたもの(各 tier の定義は /methodology)
当DBのキャリバーの石数の分布
石数が取れているカルテ 44 件を2石刻みで数えたもの

よくある質問

Q5R65の振動数(Hz/bph)は?
A

水晶振動数32,768Hz。セイコー公式の5R65/5R66 SPRING DRIVE INSTRUCTIONS(PDF)のSPECIFICATIONS表に原文「32,768 Hz」とある。機械式のような「振動/時」の値はスプリングドライブには無い(発振器の周波数として32,768Hzが載っているだけ)。

Q5R65のパワーリザーブは?
A

約72時間(約3日間)。同PDFに原文「Approx. 72 hours (Approx. 3 days)」とある。

Q9S65にハック機能(秒針停止)はある?
A

今回読んだグランドセイコー公式の取扱説明書PDF(p.46の製品仕様表)にはハック機構の有無を示す記載が無く、未確認のまま。書かない。

Q5R65と9S65はどちらが日差が小さい?
A

優劣は断定しない。カタログの表記が違う:5R65は「腕に着けて5〜35℃のとき±15秒(日あたり±1秒とも併記、対応関係は原文に明記なし)」、9S65は「ムーブメント単体を6姿勢・17日間、管理環境下で測った平均日差−3秒〜+5秒」。測定条件がそもそも違う数字を並べて優劣をつけるのは、このサイトの方針として避けている。

Qこの記事の数値はいつ確認したもの?
A

2026-08-15。5R65はセイコー公式の5R65/5R66 SPRING DRIVE INSTRUCTIONS(PDF)、9S65はグランドセイコー公式のMechanical Operating Instructions(PDF BSJ9SCCH-2501)を、それぞれのカルテ(/tools/5r65、/tools/9s65)で逐語照合済み。

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