キャリバーDB腕時計ムーブメントの諸元を公式一次ソースで確かめる

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最終更新 2026-08-03諸元は出典つきで確認・取れていない値は書きません

ハイビートとは|36000振動の意味とメリット・デメリット(2026-08-03確認)

公開

寸法と諸元を図で見る

カルテの値をそのまま作図したものです。図の下に元の値の文字列・出典・確認日を置いています。

Seiko NH35A の外径(実寸比の作図)
外径: 27.4mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)カルテの数値だけから作図。ムーブメントの意匠は描いていない(形の再現ではなく寸法の図)。Tier D(参考値・メーカー非公式)出典: calibercorner.com
Seiko NH35A の厚み(外径と同じ縮尺の側面図)
厚み: 5.32mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)Tier D(参考値・メーカー非公式)出典: calibercorner.com
Seiko NH35A の石数
石数: 23石(4R35国内公式)/24石(NH35A外販版・業者資料が一致)※両論併記Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ベース機 Seiko 4R35取説PDF(23石)+CaliberCorner/namokiMODS等の業者資料(24石)確認 2026-07-23
Seiko NH35A の振動数と秒針の刻み
振動数: 21,600振動/時(6振動/秒=3Hz)Tier A(メーカーの技術資料)出典: ベース機 Seiko 4R35取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23

ハイビートとは|36000振動の意味とメリット・デメリット

僕はこのサイトでキャリバーの諸元だけを確認しています。着け心地や精度の実測は評価していません。未評価です。

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この記事の確かめ方 ✅ 公式で確認した項目と確認日:後述の表に記載(9S85=グランドセイコー公式ページ、確認日2026-08-03/NH35=セイコー4R35公式取説PDF、確認日2026-08-03) ✅ 手法は /methodology を参照 ❌ 未評価:実機の精度・巻き上げ・仕上げ、9S85の精度・パワーリザーブの数値、「ハイビート」という呼称自体の公式な閾値 🔄 仕様は改定されうるため、購入前に公式で確認してください

結論(先に)

ハイビートは、てんぷの振動数が一般的な自動巻より多いキャリバーを指す言葉として使われている。今日確認できたのは、グランドセイコーの公式サイトがキャリバー9S85の振動数を「36,000 vibrations per hour (5 Hz)」と表記している事実だけだ。比較対象として、21,600振動/時のNH35(ベース機4R35のセイコー公式値)を並べる。どちらが優れているかの判定はここには書かない。振動数が違う、という一次事実だけを置く。

諸元表(振動数まわり)

項目 9S85 NH35(ベース機4R35)
振動数 36,000振動/時(5Hz) 21,600振動/時(6振動/秒=3Hz)
精度(公称・日差) 要確認(公式ページで確認してほしい) +45秒〜-35秒(気温5〜35℃・腕装着時・工場出荷時調整値)
パワーリザーブ 要確認(この記事の範囲では裏取りできていない) 約41時間(ベース機公式値)
出所 グランドセイコー公式ページ セイコー4R35公式取説PDF
確認日 2026-08-03 2026-08-03
tier B(振動数のみ確認・他は未確認) A

9S85の詳しい確認カルテは /tools/9s85/ に、NH35は /tools/nh35/ に置いてある。両方とも今日の確認日で見てほしい。

数字の読み方

振動数は、てんぷが一定時間のあいだに何回振動するかを表す数字だ。数字が大きいほど、刻む間隔は短くなる。ハイビートという言葉に業界統一の閾値があるかどうかは、僕が調べた範囲(グランドセイコーの公式ページ1件)では確認できなかった。確認できたのはグランドセイコーの公式サイトが9S85の振動数を「36,000 vibrations per hour (5 Hz)」と表記している事実だけで、この数字自体が「ハイビート」という呼称の公式な境界線だと裏付ける資料は見つけられていない。それより低い振動数のどこからをハイビートと呼べるかも、公式に断定できる資料をまだ見つけられていない。

公称の精度については、今回9S85側の一次資料をこの記事の範囲では確認しきれていない。数字を書かずに「要確認」としておく。NH35のベース機4R35は「日差+45秒〜-35秒」で、気温5〜35℃・腕装着時・工場出荷時調整という条件がつく。9S85側の数字が確認できていない以上、両者を並べて優劣を語ることはしない。

振動数が変わると何が起きるか

振動数が高いほど、秒針の動きは滑らかになりやすいと一般に言われている。ただし僕はこれを実機で確認していない。ここは未評価としておく。振動数が上がると部品の摩耗に影響するという説明も見かける。ただしこれも僕が一次資料で裏取りできた範囲を超えるので、本文には数字として書かない。分からないことは分からないと書く。

NH35側の注意点(両論併記)

NH35Aは外販版で、TMI(Time Module, Inc.)が消費者向けの単体スペックシートを公開していない。今回の表に置いた値は、ベース機とされる国内正規版4R35のセイコー公式取説PDFの値だ。石数はNH35A外販版で24石という業者資料もあるが、これはメーカー非公式の参考値であり、4R35公式は23石。この記事は振動数が主題なので、石数の両論併記はここまでに留める。詳しくは /tools/nh35/ のカルテを見てほしい。

未評価の明示

実機の精度・巻き上げ・仕上げは、このサイトでは扱わない。9S85もNH35も、実際に着けた感触や日差の実測はしていない。9S85の公称精度とパワーリザーブは、この記事の範囲では一次資料を裏取りできず数値を出していない。判断は各メーカーの公式仕様ページで確認してから、購入前に最終判断してほしい。

対象外にした点

資産価値・中古相場・生産終了による希少性の話はここには書かない。振動数という諸元1点に絞った。

確認日:2026-08-03。仕様は改定されうる。購入前に必ず公式で確認してください。

残りの諸元の図

Seiko NH35A の公称精度の幅
精度: 4R35国内公式:日差 +45秒〜-35秒(気温5℃〜35℃・腕装着時)メーカーの公称値の幅をそのまま数直線にした図(当サイトで測った値ではない)。Tier A(メーカーの技術資料)出典: ベース機 Seiko 4R35取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko NH35A のパワーリザーブ
パワーリザーブ: 約41時間(ベース機4R35公式値)比較用の24時間は「1日」という定義値であって他社の値ではない。Tier A(メーカーの技術資料)出典: ベース機 Seiko 4R35取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko NH35A の諸元は何を根拠にしているか
Tier A/B/C/D の定義は /methodology に全部書いています確認 2026-07-23

当DBの中でどのあたりか

当サイトのカルテのうち値が取れているものだけを数えた分布です。橙の線がこの記事のキャリバーの位置。

当DBのキャリバーの厚みの分布
厚みの値が取れているカルテ 48 件を1mm刻みで数えたもの(各値の出典は各カルテの表に記載)
当DBのキャリバーの外径の分布
外径(またはケーシング径)が取れているカルテ 47 件を2mm刻みで数えたもの
当DBのキャリバーのムーブメントサイズ(リーニュ)の分布
ムーブメントサイズ(‴)が取れているカルテ 46 件を1リーニュ刻みで数えたもの(1‴ = 2.2558mm)
外径と厚みの関係(当DB全体)
外径と厚みの両方が取れているカルテ 47 件。橙の輪がこの記事のキャリバー。
当DBのキャリバーの製造国の内訳
当DBのキャリバーの製造国の内訳=当DBのカルテ 44 件の値の文字列をそのまま数えたもの(多い順に最大8種類・各値の出典は各カルテの表)
当DBのカルテ 50 件で値が取れている項目の数
カルテ 50 件のうち、その項目に出典つきの値が入っているものを数えたもの(空欄=一次資料で確認できていない項目)
当DBの値を根拠の階級(tier)で数えた内訳
カルテ 50 件に入っている値 514 個を tier 別に数えたもの(各 tier の定義は /methodology)
当DBのキャリバーの石数の分布
石数が取れているカルテ 42 件を2石刻みで数えたもの

よくある質問

Qハイビートは何振動から呼ぶんですか?
A

統一された基準は、僕が調べた範囲では見つけられなかった。確認できたのは、グランドセイコーの公式サイトが9S85の振動数を「36,000 vibrations per hour (5 Hz)」と表記している事実だけだ(確認日2026-08-03)。この表記が「ハイビート」という呼称そのものの公式な裏付けかどうかは、この記事の範囲では確認できていない。詳しくは /tools/9s85/ を見てほしい。

Q振動数が高いと精度は良くなりますか?
A

一般にそう言われることはあるが、僕はこの記事の範囲で振動数と精度の因果関係を示す一次資料までは確認できていない。9S85の公称精度は僕の手元では未確認、NH35のベース機4R35は+45秒〜-35秒だが、そもそも測定条件が違うので単純比較はしていない。公式仕様ページで確認してほしい。

QNH35はハイビートですか?
A

NH35(ベース機4R35)の振動数は21,600振動/時(3Hz)で、9S85の振動数より少ない。ハイビートに当たるかどうかの断定はここではしない。/tools/nh35/ のカルテに数値を置いてある。

Q9S85のパワーリザーブは短くなりますか?
A

僕はこの記事の範囲で9S85のパワーリザーブの公式値を裏取りできていない。公式ページで要確認として扱う。振動数が多いことで持続時間が短くなるかについても未確認だ。

この記事で触れたもの