キャリバーDB腕時計ムーブメントの諸元を公式一次ソースで確かめる

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最終更新 2026-08-07諸元は出典つきで確認・取れていない値は書きません

パワーマティック80(C07.111) スペック|80時間パワーリザーブとETA2824-2比較(確認日2026-08-06)

公開

寸法と諸元を図で見る

カルテの値をそのまま作図したものです。図の下に元の値の文字列・出典・確認日を置いています。

ETA 2824-2 の外径(実寸比の作図)
外径: 11½線(Ø25.60mm)カルテの数値だけから作図。ムーブメントの意匠は描いていない(形の再現ではなく寸法の図)。Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 の厚み(外径と同じ縮尺の側面図)
厚み: 4.60mmTier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 の石数
石数: 25石Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 の振動数と秒針の刻み
振動数: 28,800振動/時(4Hz)Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23

パワーマティック80(C07.111) スペック|80時間パワーリザーブとETA2824-2比較(確認日2026-08-06)

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結論(先に)

Powermatic 80(ETA C07.111)は、Tissot公式ページで「power reserve of up to 80 hours」と確認できる通り、公称80時間のパワーリザーブを持つ自動巻ムーブメントです。同ページは、このキャリバーがETA2824系の技術進化型で、振動数を4Hzから3Hzへ落としたと説明しています。今回確認できた公式数値はこの2つだけでした。石数や直径は空欄にせず、比較表から外しています。

ETA 2824-2の比較図
画像出典: Tissot(2026-08-06 確認・自作の図解(データは出典の公表値))

スペック比較(確認できた項目のみ)

項目 Powermatic 80 (C07.111) ETA 2824-2
パワーリザーブ(公称) 80時間 38時間
振動数 3Hz(4Hzから低振動化) 28,800振動/時(4Hz)
ベース ETA2824系からの技術進化型 ETA2824-2そのもの

この3項目は、Tissot公式ページとETA公式技術資料の両方で出典を確かめられたものだけです。石数・直径・厚みはPowermatic 80側の公式記載が見つからなかったため、今回は比較表から外しました。理由は単純です。無い数値は書かないと決めているからです。

選び方

長時間駆動を重視するなら、公称80時間のPowermatic 80が数値上は優位です。一方で振動数は3Hzまで落ちています。秒針の刻みの滑らかさは、4Hzのままのetter ETA2824-2と体感が変わる可能性があります。ここは実機を測っていません。判断材料としては書けません。

パワーリザーブ80時間の中身

Tissot公式ページの原文は「power reserve of up to 80 hours」で、これは工場出荷時の公称値です。実際の稼働時間は個体差や姿勢差、巻き上げ状態で変わります。ETA2824-2の38時間との差について、Tissot公式ページが直接の因果を説明した文言は見つかりませんでした。次の項で確認できる事実だけを並べます。

3Hzへの低振動化:確認できた事実

Tissot公式ページには「reducing frequencies of oscillations from 4 to 3Hz」とあります。振動数が4Hzから3Hzへ下がっていることは、この一文で確認できます。パワーリザーブが80時間まで伸びた設計上の理由や、両者の因果関係について、Tissot公式ページに書かれた説明はこの引用の範囲を超えません。それ以上の解釈はここでは書きません。

この記事のPowermatic 80のカルテ確認ページは /tools/powermatic-80/ にあります。ETA2824-2の確認カルテは /tools/eta-2824-2/ です。

ベースはETA2824、採用は2013年から

Tissot公式ページは「A technical evolution of the famous 2824 caliber」と説明しています。Powermatic 80は、既存のETA2824系をベースにした技術進化型のキャリバーです。同ページには「Tissot revolutionised the watch industry in 2013 with the Powermatic 80 movement」ともあります。採用は2013年からです。ETA2824-2の一次スペックはETA公式Technical Communication(第三者ミラー経由・取得2026-07-23)で確認済みです。

公式ページでの一次確認を希望する場合は、TissotのPowermatic 80紹介ページ(tissotwatches.com)を直接ご確認ください。ETA側は一般公開の消費者向けページが無いため、当DBのカルテに記載の出典を参照してください。

確かめ方と未評価

✅ 公式で確認した項目:Powermatic 80のパワーリザーブ80時間・4Hzから3Hzへの低振動化・ETA2824系がベースであること・2013年採用(いずれもTissot公式ページ、確認日2026-08-06)。ETA2824-2の振動数・パワーリザーブ・石数・直径・厚み(ETA公式Technical Communication、確認日2026-07-23)。 ✅ 手法は /methodology をご覧ください。 ❌ 未評価:両キャリバーとも実機の精度・巻き上げ心地・仕上げは測っていません。評価していません。Powermatic 80の石数・直径・厚みは、Tissot公式ページに記載が無いため比較表から外しています。80時間と38時間の差の設計上の因果はTissot公式ページに直接の説明が無いため断定していません。 🔄 仕様は改定されうるため、購入前に必ず公式ページでご確認ください。確認日:2026-08-06。

残りの諸元の図

ETA 2824-2 のパワーリザーブ
パワーリザーブ: 38時間比較用の24時間は「1日」という定義値であって他社の値ではない。Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ETA公式Technical Communication(darthalexミラー)(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
ETA 2824-2 の諸元は何を根拠にしているか
Tier A/B/C/D の定義は /methodology に全部書いています確認 2026-07-23

当DBの中でどのあたりか

当サイトのカルテのうち値が取れているものだけを数えた分布です。橙の線がこの記事のキャリバーの位置。

当DBのキャリバーの厚みの分布
厚みの値が取れているカルテ 48 件を1mm刻みで数えたもの(各値の出典は各カルテの表に記載)
当DBのキャリバーの外径の分布
外径(またはケーシング径)が取れているカルテ 47 件を2mm刻みで数えたもの
当DBのキャリバーのムーブメントサイズ(リーニュ)の分布
ムーブメントサイズ(‴)が取れているカルテ 46 件を1リーニュ刻みで数えたもの(1‴ = 2.2558mm)
外径と厚みの関係(当DB全体)
外径と厚みの両方が取れているカルテ 47 件。橙の輪がこの記事のキャリバー。
当DBのキャリバーの製造国の内訳
当DBのキャリバーの製造国の内訳=当DBのカルテ 44 件の値の文字列をそのまま数えたもの(多い順に最大8種類・各値の出典は各カルテの表)
当DBのカルテ 50 件で値が取れている項目の数
カルテ 50 件のうち、その項目に出典つきの値が入っているものを数えたもの(空欄=一次資料で確認できていない項目)
当DBの値を根拠の階級(tier)で数えた内訳
カルテ 50 件に入っている値 514 個を tier 別に数えたもの(各 tier の定義は /methodology)
当DBのキャリバーの石数の分布
石数が取れているカルテ 42 件を2石刻みで数えたもの

よくある質問

Qパワーマティック80(C07.111)のパワーリザーブは何時間ですか?
A

Tissot公式ページに「power reserve of up to 80 hours」とあります。公称80時間です(確認日2026-08-06)。個体差や巻き上げ状態で変わりうる点は本文の未評価欄を参照してください。

QC07.111とETA2824-2は何が違いますか?
A

Tissot公式ページは、C07.111がETA2824(2824-2の系譜)をベースにした技術進化型で、振動数を4Hzから3Hzへ落としたと説明しています(確認日2026-08-06)。ETA2824-2側はETA公式Technical Communicationで28,800振動/時(4Hz)・パワーリザーブ38時間と確認できます。

QC07.111の石数・直径はなぜこの記事に載っていませんか?
A

理由は単純です。今回確認したTissot公式ページの本文に、その数値が書かれていませんでした。当DBのカルテにも該当の確認済み値がありません。無い数値は載せません。ETA2824-2側は25石・直径11½線(Ø25.60mm)がETA公式技術資料で確認できるため、比較表はこの2機種で確認が揃った項目だけに絞っています。

QC07.111の低振動化(3Hz)はいつから採用されましたか?
A

Tissot公式ページに「Tissot revolutionised the watch industry in 2013 with the Powermatic 80 movement」とあり、2013年からの採用です(確認日2026-08-06)。

この記事で触れたもの