キャリバーDB腕時計ムーブメントの諸元を公式一次ソースで確かめる

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最終更新 2026-08-14諸元は出典つきで確認・取れていない値は書きません

パワーリザーブとは|6R35は最大巻上時 約70時間・公式取説で確認(2026-08-14確認)

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寸法と諸元を図で見る

カルテの値をそのまま作図したものです。図の下に元の値の文字列・出典・確認日を置いています。

Seiko 6R35 の外径(実寸比の作図)
外径: 27.4mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)カルテの数値だけから作図。ムーブメントの意匠は描いていない(形の再現ではなく寸法の図)。Tier D(参考値・メーカー非公式)出典: professionalwatches.com
Seiko 6R35 の厚み(外径と同じ縮尺の側面図)
厚み: 5.25mm(一部資料は5.32mm・公式取説に記載なし=業者資料の参考値・食い違いあり)Tier D(参考値・メーカー非公式)出典: professionalwatches.com
Seiko 6R35 の石数
石数: 24石Tier A(メーカーの技術資料)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko 6R35 の振動数と秒針の刻み
振動数: 21,600振動/時間(6振動/秒=3Hz)Tier A(メーカーの技術資料)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23

パワーリザーブとは|6R35は最大巻上時 約70時間・公式取説で確認

本記事にPR/アフィリエイトリンクは含まれていません。数値は一次資料で確認できたものだけを載せています。

結論(先に)

パワーリザーブは、ぜんまいを最大まで巻いた状態から動力が尽きて止まるまでの持続時間です。セイコー 6R35は公式取扱説明書PDFで「最大巻上時 約70時間」と確認できました。振動数は21,600振動/時間、精度は日差+25秒~-15秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)、使用石数は24石です。僕が実際に確認した数値はこの4つと、駆動方式(自動巻・手巻つき)だけです。

公称値の比較図
画像出典: セイコー(2026-08-14 確認・自作の図解(データは出典の公表値))

パワーリザーブの定義

計時業界で一般に、パワーリザーブは主ぜんまいを最大まで巻き上げた状態から、動力を使い切って停止するまでの持続時間を指します。手巻きなら手で巻いた量、自動巻きなら腕の動きで巻き上げた量が、そのままこの数値の元になります。

短い文で言い切ると、こうなります。パワーリザーブは容量の話です。精度は別の話です。

6R35で見る公称値

セイコー 6R35は自動巻(手巻きつき)のキャリバーです。僕が公式取扱説明書PDFを確認したところ、諸元表に次の値が載っていました。

項目 公称値 出所 確認日
駆動方式 ぜんまい巻〈自動巻(手巻つき)〉 セイコー公式取扱説明書PDF 2026-08-14
毎時振動数 21,600振動/時間(6振動/秒) セイコー公式取扱説明書PDF 2026-08-14
パワーリザーブ 最大巻上時 約70時間 セイコー公式取扱説明書PDF 2026-08-14
精度(公称) 日差+25秒~-15秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合) セイコー公式取扱説明書PDF 2026-08-14
使用石数 24石 セイコー公式取扱説明書PDF 2026-08-14

70時間という数字は、金曜の夜に外して月曜の朝に着けても止まらない計算になります。実際に70時間ぴったりで止まるかどうかは、僕は測っていません。あくまで公式の公称値です。

止まった状態から動かす手順にも、公式取扱説明書PDFに具体的な数字がありました。「りゅうずを20回位手で巻いてぜんまいを巻き上げてから」始動させる、という記載です。この20回はぜんまいを一定量巻く目安であって、70時間という持続時間そのものを保証する数字ではありません。混同しないよう分けて書いています。

数字の読み方(公称と実際は別物)

ここが一番誤解されやすい所です。公式取扱説明書には「精度は工場出荷時に調整されたものです」と明記されています。携帯時間・温度・腕の動き・巻き上げ量によっては、公称の精度範囲を超える場合があるとも書かれています。この注記は精度(日差)についてのもので、パワーリザーブの持続時間そのものへの言及ではありません。

セイコー 6R35のパワーリザーブ約70時間は、あくまで工場が公称した上限の目安として読むのが安全です。実測は別途確認が必要だと僕は考えています。

精度の日差+25秒~-15秒には「気温5℃~35℃において腕につけた場合」という条件がついています。パワーリザーブの約70時間には同じ条件の記載がありません。条件つきの数値と条件なしの数値を、同じ強さで比べないほうがいい。ここは書き手として気をつけている点です。

確かめ方と未評価

この記事の数値は、セイコー6R31/6R35/6R38共通の公式取扱説明書PDF(確認日2026-08-14)に載っている駆動方式・振動数・パワーリザーブ・精度・石数・巻き上げ回数の6項目だけです。直径・厚みは同PDFに記載がなく、この記事では扱っていません。実機の巻き上げ感触や実際に何時間で止まるかは、僕はまだ確認していません。仕様は改定されることがあります。購入・比較の前に、必ずメーカー公式の情報でご確認ください。

残りの諸元の図

Seiko 6R35 の公称精度の幅
精度: 日差 +25秒〜-15秒(気温5℃〜35℃・腕装着時/工場出荷時調整値)メーカーの公称値の幅をそのまま数直線にした図(当サイトで測った値ではない)。Tier A(メーカーの技術資料)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko 6R35 のパワーリザーブ
パワーリザーブ: 最大巻上時 約70時間比較用の24時間は「1日」という定義値であって他社の値ではない。Tier A(メーカーの技術資料)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko 6R35 の諸元は何を根拠にしているか
Tier A/B/C/D の定義は /methodology に全部書いています確認 2026-07-23

当DBの中でどのあたりか

当サイトのカルテのうち値が取れているものだけを数えた分布です。橙の線がこの記事のキャリバーの位置。

当DBのキャリバーの厚みの分布
厚みの値が取れているカルテ 48 件を1mm刻みで数えたもの(各値の出典は各カルテの表に記載)
当DBのキャリバーの外径の分布
外径(またはケーシング径)が取れているカルテ 47 件を2mm刻みで数えたもの
当DBのキャリバーのムーブメントサイズ(リーニュ)の分布
ムーブメントサイズ(‴)が取れているカルテ 46 件を1リーニュ刻みで数えたもの(1‴ = 2.2558mm)
外径と厚みの関係(当DB全体)
外径と厚みの両方が取れているカルテ 47 件。橙の輪がこの記事のキャリバー。
当DBのキャリバーの製造国の内訳
当DBのキャリバーの製造国の内訳=当DBのカルテ 44 件の値の文字列をそのまま数えたもの(多い順に最大8種類・各値の出典は各カルテの表)
当DBのカルテ 50 件で値が取れている項目の数
カルテ 50 件のうち、その項目に出典つきの値が入っているものを数えたもの(空欄=一次資料で確認できていない項目)
当DBの値を根拠の階級(tier)で数えた内訳
カルテ 50 件に入っている値 514 個を tier 別に数えたもの(各 tier の定義は /methodology)
当DBのキャリバーの石数の分布
石数が取れているカルテ 42 件を2石刻みで数えたもの

よくある質問

Qパワーリザーブが70時間というのは、どのくらいの余裕があるんですか?
A

ぜんまいを最大まで巻いた状態から、動力が尽きて止まるまでの持続時間の公称値です。セイコー 6R35は公式取扱説明書PDFで「最大巻上時 約 70 時間」と確認できました(確認日2026-08-14)。金曜の夜に外して月曜の朝に着けても止まらない計算です。この70時間はあくまで最大巻上時の公称値で、実測ではありません。

Qパワーリザーブが長いほど精度もいいんですか?
A

別の指標です。持続時間は動力の量、精度は日差(進み・遅れ)の話で、直接は連動しません。セイコー 6R35の精度は公式取扱説明書PDFで「日差+25秒~-15秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)」と確認できました(確認日2026-08-14)。パワーリザーブが長くても、精度の公称値は別途確認する必要があります。

Q止まった時計を動かすには何回りゅうずを巻けばいいですか?
A

セイコー 6R35を含む6R31/6R35/6R38の公式取扱説明書PDFには「りゅうずを 20 回位手で巻いてぜんまいを巻き上げてから」始動させると書かれています(確認日2026-08-14)。この回数はぜんまいを一定量巻く目安で、パワーリザーブの70時間そのものを保証する数値ではありません。

Q6R35のパワーリザーブと精度は同じ条件で保証された数値ですか?
A

僕が公式取扱説明書PDFを確認した範囲では、精度の日差+25秒~-15秒は「気温5℃~35℃において腕につけた場合」という条件つきで、持続時間の約70時間には同じ注記がありません。条件が違う数値を同列に扱わないほうが安全だと考えています。

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