キャリバーDB腕時計ムーブメントの諸元を公式一次ソースで確かめる

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最終更新 2026-08-13諸元は出典つきで確認・取れていない値は書きません

NH35と6R35の違い|振動数・パワーリザーブ・精度をセイコー公式取説で比較(確認日2026-08-13)

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この記事の更新の記録(1件)
  • 出典主義で全面書き直し(公式値を出典つきで掲載・同URL維持)
諸元の比較2キャリバー・7項目
項目Seiko 6R35Seiko NH35A
駆動方式ぜんまい巻〈自動巻(手巻つき)〉自動巻(手巻き機構つき)
振動数21,600振動/時間(6振動/秒=3Hz)21,600振動/時(6振動/秒=3Hz)
パワーリザーブ最大巻上時 約70時間約41時間(ベース機4R35公式値)
石数24石23石(4R35国内公式)/24石(NH35A外販版・業者資料が一致)※両論併記
外径27.4mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)27.4mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)
厚み5.25mm(一部資料は5.32mm・公式取説に記載なし=業者資料の参考値・食い違いあり)5.32mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)
精度(公称)日差 +25秒〜-15秒(気温5℃〜35℃・腕装着時/工場出荷時調整値)4R35国内公式:日差 +45秒〜-35秒(気温5℃〜35℃・腕装着時)
日本語の一次資料日本語の公式資料あり日本語の公式資料は一部だけ
確認日2026-07-232026-07-23
公式資料公式公式

「—」はメーカーの公式資料から値を取れていない項目です(それらしい数字で埋めません)。実機の日差・巻き上げ感・仕上げは僕が測っていないので、この表にはありません。

数字で並べて見る

どれも表と同じ値を図にしただけです。図の下に元の値の文字列・出典・確認日をそのまま置いています。

外径を重ねて比べる(実寸比)
Seiko 6R35: 27.4mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値) / Seiko NH35A: 27.4mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)出典: professionalwatches.com
公称精度の幅を同じ数直線で比べる
Seiko 6R35: 日差 +25秒〜-15秒(気温5℃〜35℃・腕装着時/工場出荷時調整値) / Seiko NH35A: 4R35国内公式:日差 +45秒〜-35秒(気温5℃〜35℃・腕装着時)どちらもメーカーの公称値。当サイトで測った値ではない。出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23) / ベース機 Seiko 4R35取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
パワーリザーブを比べる
Seiko 6R35: 最大巻上時 約70時間 / Seiko NH35A: 約41時間(ベース機4R35公式値)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23) / ベース機 Seiko 4R35取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
厚みを比べる
Seiko 6R35: 5.25mm(一部資料は5.32mm・公式取説に記載なし=業者資料の参考値・食い違いあり) / Seiko NH35A: 5.32mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)出典: professionalwatches.com
石数を比べる
Seiko 6R35: 24石 / Seiko NH35A: 23石(4R35国内公式)/24石(NH35A外販版・業者資料が一致)※両論併記出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23) / ベース機 Seiko 4R35取説PDF(23石)+CaliberCorner/namokiMODS等の業者資料(24石)確認 2026-07-23

NH35と6R35の違い|振動数・パワーリザーブ・精度で比較

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結論(先に)

公式取説の数字だけ並べると、6R35はパワーリザーブ最大巻上時 約70時間・石数24石・日差+25秒~-15秒。NH35Aのベースとされる4R35は最大巻上時 約41時間・石数23石・日差+45秒~-35秒です。振動数はどちらも21,600振動/時間で同じ。NH35A単体の公式スペックシートはTMIが公開していないので、ここでは「ベース機4R35の公式値」と「NH35A外販版の業者資料」を分けて出します。

[NH35(NH35A・外販版)](/tools/nh35/)の比較図
画像出典: セイコー4R35/4R36公式取説PDF(2026-08-13 確認・自作の図解(データは出典の公表値))

諸元表

項目 NH35(NH35A・外販版) 6R35 出所・確認日
駆動方式 自動巻(手巻き機構つき) ぜんまい巻〈自動巻(手巻つき)〉 いずれもセイコー公式取説PDF(確認日2026-08-13)
毎時振動数 21,600振動/時間(6振動/秒) 21,600振動/時間(6振動/秒) セイコー公式取説PDF・同値(確認日2026-08-13)
パワーリザーブ 約41時間(ベース機4R35の公式値) 最大巻上時 約70時間 セイコー公式取説PDF。NH35Aはベース機の値で単体公式値ではない(確認日2026-08-13)
石数 23石(4R35公式)/24石(NH35A業者資料)※両論併記 24石 6R35は公式取説記載。NH35Aは出所により割れる(本文参照)
精度(公称) 4R35公式:日差+45秒~-35秒/NH35A業者資料:-20~+40秒 日差+25秒~-15秒 気温5℃~35℃・腕装着時・工場出荷時の調整値(セイコー公式取説PDF、NH35A業者資料はCaliberCorner調べ)
直径 27.4mm(公式取説に記載なし=CaliberCorner調べの参考値) 27.4mm(公式取説に記載なし=Professional Watches/CaliberCorner調べの参考値) メーカー公式では確認できていません
厚み 5.32mm(NH35A固有・公式取説に記載なし=CaliberCorner調べの参考値) 5.25mm(6R35固有・Professional Watches/CaliberCorner調べ。一部資料は5.32mmとも記載) メーカー公式では確認できていません

数字の読み方

まず「公式で取れた値」と「業者資料の参考値」を分けて見てください。日差の公称は工場出荷時に調整された幅で、個体・姿勢・巻き上げ状態・気温で実際は外れます。僕はこの2機を実測していないので、公称の数字をそのまま実測値として読まないでください。

振動数は21,600振動/時間で一致しています。ここが同じでも、パワーリザーブと精度の公称幅は別物です。

NH35(NH35A)の諸元について

NH35AはTMI(Time Module, Inc.)が外販するムーブメントです。僕が確認した限り、TMIはNH35A単体の消費者向け公式スペックシートを公開していません。ここでは、ベースとされる4R35(国内正規版)のセイコー公式取説PDFで確認できる値を「公式(ベース機)」、NH35A外販版について複数の業者資料が一致する値を「業者資料の参考値」として分けます。

駆動方式は自動巻(手巻き機構つき)、振動数は21,600振動/時間、パワーリザーブは約41時間。すべてベース機4R35の公式取説PDF(確認日2026-08-13)に記載されている値です。

石数と精度は2系統で数字が割れています。4R35の公式取説は23石・日差+45秒~-35秒。NH35A外販版の業者資料(CaliberCorner・namokiMODS)は24石・-20~+40秒で一致しています。どちらが公式かを明示した上で、両方とも消さずに書きました。

NH35Aの直径は27.4mm、厚みは5.32mm。どちらも4R35の公式取説には記載がなく、CaliberCorner調べの参考値です。この5.32mmは6R35の厚み5.25mmとは別の、NH35A固有の値です。

6R35の諸元について

6R35はセイコー上位の実用自動巻で、プロスペックス等に搭載されます。6R31/6R35/6R38共通のセイコー公式取説PDF(確認日2026-08-13)に、駆動方式・振動数・パワーリザーブ・石数・精度がすべて直接記載されています。

駆動方式はぜんまい巻〈自動巻(手巻つき)〉。振動数21,600振動/時間。パワーリザーブは最大巻上時 約70時間。石数24石。精度は日差+25秒~-15秒(気温5℃~35℃・腕装着時・工場出荷時の調整値)。ここは僕が業者資料に頼る必要のない、公式取説の製品仕様表そのままの数字です。

直径・厚みは公式取説に記載がなく、Professional WatchesとCaliberCornerの業者資料では27.4mmと5.25mmが挙がっています。CaliberCornerの一部資料は5.32mmとも記載しており、これはNH35Aの厚みとは無関係の、6R35についての資料間の食い違いです。僕はどちらが正しいか判定しません。

パワーリザーブと精度の関係

公式値だけを並べると、6R35(約70時間)は4R35(約41時間・NH35Aのベース機)よりパワーリザーブが長い。ただしNH35A単体の公式パワーリザーブをTMIは公開していないため、僕はこの2つの公式値の間で具体的な差の時間数を計算して示すことはしません。あくまで「ベース機同士を比べると6R35の方が公式値で長い」という関係だけを、出所を明示した形でお伝えします。

精度も同じ構図です。4R35は日差+45秒~-35秒、6R35は日差+25秒~-15秒。公式取説の幅で見ると6R35の方が狭いですが、実際の精度は個体・姿勢・巻き上げ量で変わるので、僕はこの幅を「実測の優劣」としては読みません。


確かめ方と未評価

ここに書いたのはセイコー公式取説PDF(4R35/4R36、6R31/6R35/6R38、いずれも確認日2026-08-13)と、直径・厚みのみ業者資料(CaliberCorner・Professional Watches)です。両機とも実機の精度・巻き上げ心地・仕上げは僕は未評価です。実測していないので優劣は判定しません。NH35Aの直径・厚みの正確な公式値、NH35A単体の公式スペックシートの有無は今回も確認できず、空欄のまま出しています。仕様は改定されうるため、購入・MOD前に必ずメーカー公式で確認してください。

キャリバーごとの寸法・諸元の図

Seiko 6R35 の外径(実寸比の作図)
外径: 27.4mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)カルテの数値だけから作図。ムーブメントの意匠は描いていない(形の再現ではなく寸法の図)。Tier D(参考値・メーカー非公式)出典: professionalwatches.com
Seiko 6R35 の厚み(外径と同じ縮尺の側面図)
厚み: 5.25mm(一部資料は5.32mm・公式取説に記載なし=業者資料の参考値・食い違いあり)Tier D(参考値・メーカー非公式)出典: professionalwatches.com
Seiko 6R35 の石数
石数: 24石Tier A(メーカーの技術資料)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko 6R35 の振動数と秒針の刻み
振動数: 21,600振動/時間(6振動/秒=3Hz)Tier A(メーカーの技術資料)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko 6R35 の公称精度の幅
精度: 日差 +25秒〜-15秒(気温5℃〜35℃・腕装着時/工場出荷時調整値)メーカーの公称値の幅をそのまま数直線にした図(当サイトで測った値ではない)。Tier A(メーカーの技術資料)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko 6R35 のパワーリザーブ
パワーリザーブ: 最大巻上時 約70時間比較用の24時間は「1日」という定義値であって他社の値ではない。Tier A(メーカーの技術資料)出典: Seiko 6R31/6R35/6R38取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko 6R35 の諸元は何を根拠にしているか
Tier A/B/C/D の定義は /methodology に全部書いています確認 2026-07-23
Seiko NH35A の外径(実寸比の作図)
外径: 27.4mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)カルテの数値だけから作図。ムーブメントの意匠は描いていない(形の再現ではなく寸法の図)。Tier D(参考値・メーカー非公式)出典: calibercorner.com
Seiko NH35A の厚み(外径と同じ縮尺の側面図)
厚み: 5.32mm(公式取説に記載なし=業者資料の参考値)Tier D(参考値・メーカー非公式)出典: calibercorner.com
Seiko NH35A の石数
石数: 23石(4R35国内公式)/24石(NH35A外販版・業者資料が一致)※両論併記Tier B(メーカーの公式ページ)出典: ベース機 Seiko 4R35取説PDF(23石)+CaliberCorner/namokiMODS等の業者資料(24石)確認 2026-07-23
Seiko NH35A の振動数と秒針の刻み
振動数: 21,600振動/時(6振動/秒=3Hz)Tier A(メーカーの技術資料)出典: ベース機 Seiko 4R35取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko NH35A の公称精度の幅
精度: 4R35国内公式:日差 +45秒〜-35秒(気温5℃〜35℃・腕装着時)メーカーの公称値の幅をそのまま数直線にした図(当サイトで測った値ではない)。Tier A(メーカーの技術資料)出典: ベース機 Seiko 4R35取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko NH35A のパワーリザーブ
パワーリザーブ: 約41時間(ベース機4R35公式値)比較用の24時間は「1日」という定義値であって他社の値ではない。Tier A(メーカーの技術資料)出典: ベース機 Seiko 4R35取説PDF(取得 2026-07-23)確認 2026-07-23
Seiko NH35A の諸元は何を根拠にしているか
Tier A/B/C/D の定義は /methodology に全部書いています確認 2026-07-23

当DBの中でどのあたりか

当サイトのカルテのうち値が取れているものだけを数えた分布です。橙の線がこの記事のキャリバーの位置。

当DBのキャリバーの厚みの分布
厚みの値が取れているカルテ 48 件を1mm刻みで数えたもの(各値の出典は各カルテの表に記載)
当DBのキャリバーの外径の分布
外径(またはケーシング径)が取れているカルテ 47 件を2mm刻みで数えたもの
当DBのキャリバーのムーブメントサイズ(リーニュ)の分布
ムーブメントサイズ(‴)が取れているカルテ 46 件を1リーニュ刻みで数えたもの(1‴ = 2.2558mm)
外径と厚みの関係(当DB全体)
外径と厚みの両方が取れているカルテ 47 件。橙の輪がこの記事のキャリバー。
当DBのキャリバーの製造国の内訳
当DBのキャリバーの製造国の内訳=当DBのカルテ 44 件の値の文字列をそのまま数えたもの(多い順に最大8種類・各値の出典は各カルテの表)
当DBのカルテ 50 件で値が取れている項目の数
カルテ 50 件のうち、その項目に出典つきの値が入っているものを数えたもの(空欄=一次資料で確認できていない項目)
当DBの値を根拠の階級(tier)で数えた内訳
カルテ 50 件に入っている値 514 個を tier 別に数えたもの(各 tier の定義は /methodology)
当DBのキャリバーの石数の分布
石数が取れているカルテ 42 件を2石刻みで数えたもの

よくある質問

QNH35と6R35はどちらがパワーリザーブが長いですか
A

ベース機の公式値で比べると、NH35Aのベースとされる4R35が最大巻上時 約41時間、6R35が最大巻上時 約70時間です(いずれもセイコー公式取説PDF、確認日2026-08-13)。NH35A単体の公式パワーリザーブはTMIが公開していないため、僕はこの2つの公式値の差をそのまま計算はしません。

QNH35と6R35で精度(日差)はどれくらい違いますか
A

公式取説の記載では、4R35(NH35Aのベース)が日差+45秒~-35秒、6R35が日差+25秒~-15秒です(いずれも気温5℃~35℃・腕装着時・工場出荷時の調整値、セイコー公式取説PDF確認日2026-08-13)。NH35A単体の公式値ではない点に注意してください。

QNH35と6R35で振動数は違いますか
A

どちらも21,600振動/時間(6振動/秒)で同じです。4R35の取説と6R31/6R35/6R38の取説の両方に同じ記載があります(確認日2026-08-13)。

QNH35と6R35で石数は違いますか
A

6R35は公式取説に24石と明記されています(確認日2026-08-13)。NH35Aのベースとされる4R35は公式取説で23石ですが、NH35A外販版については業者資料が24石で一致しており、両論を分けて書いています。メーカー公式でNH35A単体の石数を確定する記載は僕には見つけられませんでした。

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