NH35 と ミヨタ8215 の違い|定番汎用機を諸元で比較
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結論(先に)
NH35とMiyota 8215、どちらもMOD市場や量産ウオッチで定番の自動巻ムーブメントです。振動数は21,600振動/時で公式値が一致します。パワーリザーブは約41時間対約42時間で僅差。差がはっきり出るのは石数(23〜24石 対 21石)と、業者資料頼みの寸法データの有無です。以下、僕が公式資料で確認した数値だけを並べます。
諸元表(公式確認済みの値のみ)
| 項目 | NH35(ベース機4R35) | Miyota 8215 |
|---|---|---|
| 駆動方式 | 自動巻(手巻き機構つき) | 自動巻(手巻き付き) |
| 毎時振動数 | 21,600振動/時 | 21,600振動/時 |
| 石数 | 23石(4R35国内公式)/24石(NH35A外販版・業者資料が一致) ※両論併記 | 21石(Miyota公式) |
| パワーリザーブ | 約41時間(ベース機4R35公式値) | 約42時間(Miyota公式) |
| 日差(公称) | +45秒〜-35秒(4R35公式・気温5〜35℃・腕装着時)/-20〜+40秒(NH35A外販版・業者資料) | -20〜+40秒(Miyota公式) |
| ハック機能 | あり(りゅうず2段引きで秒針停止・4R35公式) | あり(Stop second device・Miyota公式) |
| 厚み | NH35: 5.32mm(業者資料・メーカー公式取説に記載なし) | Miyota 8215: 5.67mm(Miyota公式) |
| 直径 | 27.4mm(業者資料・メーカー公式取説に記載なし) | 11 1/2ライン(Miyota公式表記・mm換算の公式記載なし) |
NH35の詳しい確認済み数値はNH35のカルテにまとめています。Miyota 8215はカルテから今回のミヨタ公式ページの出典を辿れます。
数字の読み方
振動数と機能面はほぼ横並びです。ただし石数はNH35系が23〜24石、Miyota 8215が21石と、公式値で明確に差があります。石数が多い方が良いと単純化はしません。摩耗や精度への寄与は個体差・調整の影響が大きく、僕は実機を測っていないのでここは評価しません。
日差は必ず「公称」であることに注意してください。4R35公式の+45秒〜-35秒は工場出荷時の調整幅で、条件は気温5〜35℃・腕装着時に限定されています。Miyota 8215の-20〜+40秒も同様に、個体・姿勢・巻き上げ状態で外れます。数字だけを裸で比べて優劣を決めるのは危険です。
系統の違い(見落としやすい点)
NH35は国内正規版4R35をベースにした整理であり、外販版NH35A固有の消費者向け公式スペックシートはセイコー系から公開されていません。だから石数と日差はベース機(公式)と外販版(業者資料)で二重に書いています。一方Miyota 8215はミヨタムーブメント公式サイトに製品ページがあり、主要な諸元がその1ページで確認できます。この一次ソースの構造の違いは、記事の読み方にも影響します。
直径の単位が違う点について
Miyota公式は直径を「11 1/2ライン」というライン(リーニュ)表記で出しており、mmへの公式換算値は同ページに書かれていません。NH35側の27.4mmは業者資料の参考値です。単位の出所が異なるため、この2つを同じ表の同じ列で直接引き算するのは避けました。mm換算が必要な方は、ミヨタ公式ページか業者資料の原文をそれぞれ確認してください。
公式ページへの案内
NH35(ベース機4R35)はセイコーの公式取説PDFで振動数・パワーリザーブ・石数・日差・ハック機能を確認できます。Miyota 8215はミヨタムーブメント公式サイトの製品ページに同等の項目が載っています。購入や実装の判断は、必ずリンク先の最新版で再確認してください。
確かめ方と未評価
✅ この記事の数値は、NH35はベース機4R35のセイコー公式取説PDF(確認日2026-08-05)、Miyota 8215はミヨタムーブメント公式サイトの製品ページ(確認日2026-08-05)で確認しました。 ✅ 手法の詳細は/methodologyにまとめています。 ❌ 未評価:実機の精度・巻き上げ心地・仕上げは僕は測っていません。両キャリバーとも各社の評価に委ねます。 🔄 スペックはメーカー側で改定される場合があります。購入・実装の前に必ず公式ページで最新の仕様を確認してください。
確認日:2026-08-05。仕様は改定されうるため、購入前に公式で確認してください。
出所: